《演劇》NINAGAWA追善

『オスカー励ますにはお金はいらぬ。女子会開けばそれで済む。』

正岡子規の詠んだ詩である。

いや、詩ではない。

で、当方都合で延期になっていた女子会が霧雨煙る玉川高島屋で開催。

チーズなしのピザパイというものをはじめて食したが、これが美味。

ランチならでは軽いコースだったかずだけど、コスパ十分の満足コース。

これで、さらに豚になる

レストランを決めるに当たり、幾つかのリクエストを訊ねられたが、回答は常に1つ。

「ネバネバとパクチー以外」

覚えておくと、今後も便利である。

二子玉川から小さなバスに乗って静嘉堂文庫美術館

車内は通勤時間でもないのに満員鮨詰め

もっと大きな普通のバス使えばいいのに、東急さん。

ところが、バス通りというより裏通りばかりにつき道が狭い。なるほど、小さいわけだ。

開催中の企画展は《かおりを飾る〜珠玉の香合・香炉展》とあるが、香炉を見ても判らないし、香合なんて読めやしない。

いつぞや大阪の藤田美術館で見た”日本に3つ、いや、世界に3つしかない曜変天目(国宝)なる茶碗=その2=を追いかけて、世田谷区岡本までやってきたのだよしひこれんほう共倒れなう。

第一印象は《藤田天目》のほうが宇宙のようなオーラがあって素敵だったのだけれど、解説を読むと、ここの《稲葉天目》のほうが「傑作」と評価されているとか。

そもそも茶碗なんてちっともわからんちんだし、ご飯が食べられるのならダイソー天目でもいいので、当社比、藤田の勝ち。

藤田美術館でそうであったように、国宝のポストカードを1枚買って、天目コンプリートまであと1枚。

残された曜変天目=その3=は、京都の寺にあるそうだけど、これはほとんど非公開、秘蔵の品らしい。けちんぼだね、京都の寺。

二子玉川を離れ、遠路埼玉県与野市

否、現在は与野市とはいわず「さいたま市」。

浦和市も大宮市も、一切合財「さいたま市」になっちゃって、なんだか味気ない。

戸田市はいまだに顕在し、市の半分が競艇場となっている。

これもウソである。

与野本町駅から徒歩で7分ほど。

途中の中学校わき道には、蜷川幸雄の功績を讃えたモニュメントやシェイクスピアアクター・アクトレスたちの手形が並ぶ。

ここの中学生たちは幸せだったり、ちっともわかっていなかったり。

おいらだって、シェイクスピアロミオとジュリエットしか思いつかない中学生だったはずだから、このモニュメントの貴重さを感じないまま中学生生活を送るヘナチョコ組の1人なんだろう。

『NINAGAWAマクベス』★6.

春先に『ハムレット』を観劇して感激して、衝動買いしておいた『NINAGAWAマクベス』。

この日のランチタイムまでマクベスのあらすじを知らなかったし、芸術劇場に着くまで主役は藤原竜也だとばかり思っていた。

キャスト表をもらってびっくり。市村正親じゃんね。

しかも、びっくりしたのはそれだけではない。

客電が暗くなると、腰の曲がったばあさん2人がズコズコと舞台に上がり、仏壇を模した幕を開ける。

3人の魔女役は歌舞伎もの。

イヤホンガイドもないから、なにを叫んでるのかわからない。

耳をそばだてて集中するしかない。

セリフの妙味が際立つ蜷川芝居。

市村正親の喝舌が今ひとつで、こりゃ3時間のロングステージ、苦労するかと覚悟したが、脇の役者たちに救われた。

序盤を過ぎると、セリフも聞きやすくなり、パンフレットを立ち読みしてあらすじを把握したあとの第二部は落ち着いて芝居に没頭できた。

マクベス』ならぬ『NINAGAWAマクベス』。

惜しい演出家を失ったと、あらためて思わせてくれた貴重な舞台だった。

★6.は最高評価の1つ上。

あまり具体的ではないが、市村マクベス吉田鋼太郎マクベスだったら、★100.になっていたかもしれない。なんとなく、そう思いながら遠路埼玉から帰宅して23時。

昨夜のmixi日記を抜いたのは、ただそれだけのこと。

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